JR電車の中の広告談義
Aさんは、数十年も昔からの私の友人なのだが、難関な或る有名な国立大学の文学部国文科を卒業されて或る国立研究所で約30年務められて最近千葉県茂原市へ引越しされてきた‘堅物’である。

そんなに頻繁にお会いする訳でもないが、先日千葉県のJR外房線で偶然出会った!

A:「最近のJR広告で気づいたことない?」

私:「えっ?どんな?」

A:「ほら、ほら、あそこの‘あれ’!」

と言って指さしたのが、これで・・・。

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私:「これが、何か?」

A:「気付きません?」

私:「えっ!えっ?」

ということで、Aさんのご意見を聞くことになった。

Aさんの‘怒り’と言ってもいい「‘日本語の乱れ’にJRさんは気づいておられないのか、それとも積極的に日本語の気品を崩すお積りなのか?」というのである!

これは、これは、Aさんにとっても、ことは重大である!
生涯日本語の研究をされて来たといっても過言ではない程の方だから‘怒り’も相当のようだった!

A:「日本語の流れが‘七五調’で出来ていることはご存知でしょう!日本語は、七音、五音の場合にスムーズに聞こえ、心地よく理解されるんですよ!俳句や和歌がそれを物語っているはずです!」

私:「ええ、な~るほど。それで?」

A:「あの‘キャッチコピー’の表現を音の数で見てみて下さい!‘街ナカの(5)、コンビニでも(6)、スイカ(3)使えます(5) or スイカ使えます(8)’となっていて、5-6-3-5 or 5-6-8 となり、七五調とは無関係になっている!」

私:「じゃあ、どうすれば?」

A:「‘街ナカノ(5)コンビニで(5)、スイカなら(5)使えます(5)!’にすべきでしょう!」

私:「な~るほど!でも 5-5-5-5 ってことになりますよ?!」

A:「それは構いません!」

A:「そして、同じ画面でもう一箇所!」

私:「えっ?」

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A:「スイカならば(6)、スイスイ(4)お買い物(5)で、6-4-5、こりゃあまずい!また、スイカならば(6)、スイスイお買い物(9)でも、6-9 となって、やっぱりおかしい!!」

私:「じゃあ、どうすれば?」

A:「スイカなら(5)、スイスイスイと(7)お買い物(5)! 5-7-5 で俳句と同じ!どうです?」

私:「お見事!そして、お美事!」

A:「そして、そしてもう一つ!」

今度は別のCMである!
 
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A:「どうして、こうなんだろう?!こちらは、五七調とは無関係なのだが ‘キミと 夏と 山形’よりも、‘キミと 夏と 山形’のように、山形の後にも‘と’を入れるべきでしょう! そうでなければ、‘キミと 夏 山形’にして欲しい!」

Aさんの‘怪気炎’は、まだまだ続いたのだが・・・。

恐らく‘今時の若いモン’の日本語の乱れについて彼に語らせれば、このブログの1年間分の‘ネタ’は充分にあると思われる!

こんなことに敏感な御仁がまだ居られることは悦ばしい!

(つづく)
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[2014/08/21 23:48] | 文学と社会 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
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