三つ葉葵と立ち葵(2)
前回の弊ブログで紹介したとおり、元々は、徳川家康家のご紋は、‘立ち葵’だったのに、本当にどんな理由からは判らないが、家康の四天王の一人、本多忠勝家の家紋‘三つ葉葵’と取り替えられた、という話は極めて面白い!

事情を知らないからこそ、当時の様子を勝手に‘想像して’楽しむことが出来る!

当時の武士達にとって‘家紋’の価値は、どう映っていたのだろうか?
秀吉が、桐のご家紋を朝廷から頂戴して大いに気分を好くしたという話はある。

今でも‘桐の家紋’は、高貴の象徴とされていることは周知の通りである!

さて、話を元に戻して、家康と忠勝との間で、どんなやり取りがあったのだろうか?

家康 「葵そのものは、由緒ある賀茂神社の流れを汲むもの、‘三つ葉’にしろ‘立ち’にしろ、価値は同じじゃ!」

忠勝 「御意!」

家康 「ところで忠勝、俺は‘三つ葉’が気にっておる!どうじゃ、うちの‘立ち’と取り替えては呉れぬか?」

忠勝 「えっ?殿、‘気に入った’からと言われても、そう簡単には参りませぬ!」

家康 「そりゃあそうじゃあのう!どうじゃ、故郷三河の酒、3樽付けて遣わすが・・・」

忠勝 「は、はー!承知仕りました。それに今後の囲碁のお相手の際にお手柔らかくという条件でなら、喜んで・・・」

家康 「貴公もなかなかの曲者じゃの~!わっはっは・・」

ということだったかどうかは、全く判らない!

20100807_972438.jpg
http://sengokudama.jugem.jp/?page=2&month=201008

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%89%E3%81%A4%E8%91%89%E8%91%B5
葵紋(あおいもん)はウマノスズクサ科のフタバアオイを図案化したもので、フタバアオイの通常の葉の数は2枚である。3つの葉をもつフタバアオイは稀で、三つ葉葵は架空のものである。葵祭に見られるように賀茂氏の象徴であり、葵紋は賀茂神社の神紋(二葉葵・加茂葵)になっている。 その賀茂氏との繋がりが深い三河国の武士団は、葵紋を家紋としてきた。これにより三河武士である徳川家が葵紋を使用していることは、徳川家が清和源氏の末裔ではなく賀茂氏の末裔ではないかとの説の根拠ともなっている。

120px-Japanese_crest_Tokugawa_Aoi_svg.png120px-Japanese_crest_Honda_Tachi_Aoi_svg.png
三つ葉葵と立ち葵

豊臣家が滅んだ後、徳川家康の権威が上がると徳川家使用紋の葵紋は特別な家紋ではなくなった。家康が征夷大将軍となった後、次第に他家の三つ葉葵に限らず葵紋の使用がはばかられるようになり、松平家へは遠慮させ、伊奈家には禁止させているが、徳川家家臣である本多家や准家門の鳥取池田家のように一部葵紋の使用を許されることもあった。[1]また、この制限によって、葵紋の形状に倣った紋を河骨紋と称して用いる一族や家が現れたと考えられている[2]。このように徳川将軍家以下一門に制限されていたというが、江戸初期では御用商人の長持などの道具に描かれていたという。また、正式に制限されたのは、享保8年(1723年)のことである[2]。

天皇家は足利家、織田信長、豊臣秀吉の例に倣い桐紋を徳川家にも与えようとしたが、徳川家はこれを固辞したため、葵紋の権威が上がったともいわれる。

『岡崎市史』は、もともと松平太郎左衛門家の紋であるとしている。また、松平親氏・泰親が松平村に入った後、賀茂明神に祈願し家紋とした、または、松平氏が賀茂源氏または賀茂朝臣と称して葵を家紋とした、という説を挙げている。『徳川世紀』には、三河国加茂郡に移り住んだ松平親氏の子孫が「加茂朝臣」を名乗り巴形に描いた葵紋を家紋としたとある。

『藩翰譜』(新井白石)の伊奈本多氏の項によると、7代松平清康が吉田城ならびに田原を攻める際に、宝飯郡伊奈の本多正忠が味方し、正忠が伊奈に清康の凱旋を迎えて饗応したさいに、3つの水葵(ミズアオイ)の葉に肴を盛って出したことを清康は喜び、清康は本多家が味方したことで勝利を得たことを吉例として、本多家の家紋であった「三つ葵」を召し上げたとしている。『御先祖記』は、松平家は立ち葵を用いていたが、徳川家康が永禄3年(1560年)に本多家の「三つ葉葵」を旗紋としたことで、それをはばかって本多家は立ち葵に改めた、としている。


(つづく)
スポンサーサイト
[2014/08/28 23:31] | 歴史 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
<<大多喜城と初代城主・本多忠勝の面影 | ホーム | 三つ葉葵と立ち葵>>
コメント
コメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する

トラックバック
トラックバック URL
http://kissyarita.blog.fc2.com/tb.php/981-89d75ba5
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
| ホーム |
designated by FC2